エコな生活をしようと、マイバッグやマイボトルを使い始めると他のプラスチックも気になってきませんか?家の中でできるエコ生活にはミツロウラップもおすすめです。
Contents
ミツロウラップとは?
ミツロウラップとは、プラスチックの食品用ラップの代替としてエコなライフスタイルを送る人々に注目されているリユースラップです。
ミツバチから取れるみつろうや、天然樹脂、天然オイル等を布に染み込ませることで作ることができます。これらには、天然の抗菌作用や保湿効果があるので食品を保存するのにも適しているのです。
ミツロウラップについて、詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
オーガニックコットンを選ぶ理由
Image by Jim Black from Pixabay
ミツロウラップの中でも、オーガニックコットンを使用したものを購入するのがおすすめです。ブランドによって、GOTS認証を受けたオーガニックコットンを使用しているところもあれば、ただのコットンを使用しているところもあります。せっかくエコなことをするなら、原料にもこだわってみたいですね。
オーガニックコットンとは、オーガニック農産物等の生産方法の基準に従って、2〜3年以上生産を実施し認証機関に認められた農地で、農薬や肥料に関する厳しい基準を守って作られたコットンのことを言います。
従来のコットンは、種まきから収穫に渡り農薬や化学肥料を大量に使用しています。それによって環境面、そして人体にも悪影響が出ています。コットンに使用された農薬は土壌に染み込み、地下水を汚染し、土壌の微生物も弱らせます。そうすることで土地が貧弱になり農薬や化学肥料に頼らなければならなくなります。また、アメリカ環境保護局によると、コットン栽培に使用される農薬に発がん性物質が含まれていると伝えています。
コットンを栽培している畑は、世界の耕作地の約2.5%にすぎませんが、世界の殺虫剤の約16%、農薬の約7%をコットン畑が占めています。
オーガニックコットンを使用したブランド
今回はオーガニックコットンを使用しているブランドをまとめましたので紹介していきます。海外のブランドもいくつか含まれていますが、日本からもオンラインで購入できるところを選びました。
Bee Eco Wrap(ビー エコ ラップ)
オーストラリア発のBee Eco Wrap(ビー エコ ラップ)。こちらのミツロウラップは、オーストラリアの森の中でサステナブルな暮らしを営むデヴァイン一家によって作られています。
彼らの住む森の中まで行政によるゴミ収集がされないことから、生活の中で出るゴミを減らす工夫をしたことがミツロウラップが生まれるきっかけとなったそうです。
Bee Eco Wrapのミツロウラップは化学薬品等を一切使わずに、収集したミツロウやホホバオイル、木の樹脂を独自にブレンドして作られています。デヴァイン一家の温かみが伝わってくるようです。
aco wrap(アコ ラップ)
日本発のミツロウラップで有名なaco wrap(アコ ラップ)。岐阜県のミツバチからとったミツロウで作っています。天然染色(草木染め)で染めた布を使用しているため優しい風合いが特徴です。四角いラップが多い中、丸い形は使い勝手◎です。
原材料は、すべて天然由来のものでオーガニックコットンはフェアトレードのものを利用しています。またaco wrapは、持続可能な社会の実現へ貢献する優れた商品を表彰する「ソーシャルロダクツ・アワード2020」を受賞されました。
Super Bee(スーパー ビー)
Super Bee(スーパー ビー)は、タイ北部発のミツロウラップのブランドです。環境面への配慮だけでなく、女性のエンパワメントを目指し農村部において積極的に女性を雇用しています。家族やコミュニティを大切にし、労働環境にも配慮しているそうです。
こちらの商品は、オンラインサイトからの購入も可能ですが日本のamazonで取り扱っているのでそちらからの購入が便利です。3つのサイズがセットになったお得な商品もあります。
VIVIBLU(ビビブル)
イタリア人と韓国人の夫婦が、沖縄に住み始めて立ち上げたのがこちらのVIVIBLU(ビビブル)。沖縄で過ごすうちに、サンゴ礁を始め豊かな自然環境が破壊されていっていることを身近に感じたのがきっかけとなったそうです。
沖縄発のブランドならではの沖縄モチーフシリーズは、くじらやイルカ、ウミガメなど海の生物が描かれた生地を使用しています。オーガニックコットンを始め、オーストラリア原産のマヌカみつろうワックス、イスラエル原産のオーガニックホホバオイルなどすべてオーガニック素材を使用しています。
オンラインサイトの他に、Amazonでも取り扱いがあります。
Bees Cotton Wrap(ビーズコットンラップ)
ハワイのオアフ発のブランド、Bees Cotton Wrap(ビーズコットンラップ)。昔から(古くは古代エジプト時代から…!)ミツロウが食品を保存するために使用されていたと知り、その古くて新しいテクニックを使いラップを作ることにしたそう。
オンラインショップでは、日本への発送も行っています。
APIARY MADE(アピアリーメイド)
オーストラリア発のブランド、APIARY MADE(アピアリーメイド)。アピアリーとは、養蜂場を意味し、アピアリーメイドでは環境保護のために自社養蜂場を営みながら、ミツロウラップを作っています。
他社の製品と比較して、ミツロウをたっぷり使用しているのが特徴。蜂の巣や蜂が描かれたプリントは可愛いけれど、モノクロでシック。蜂の群れをイメージしたドットはとてもユニーク。
BEE’S WRAP(ビーズラップ)
BEE’S WRAP(ビーズラップ)のミツロウラップは、アメリカのバーモント州で作られています。創業者である女性は、元々ガーデニングに夢中で、ヤギの乳を絞り鶏を飼う生活を送っていました。どうすれば台所の中でプラスチックを使わなくてすむか?という問いがミツロウラップを作り始めるきっかけだったといいます。
優しい色あいで自然や生物をモチーフとしたラップを揃えています。
Honey wrap(ハニーラップ)
Honey wrap(ハニーラップ)は、ニュージーランド発のブランドです。ある日、創業者タラの息子が学校から授業の一貫で作ったミツロウラップを持ち帰り、それにタラが感銘を受けたことが創業のきっかけだそうです。
オンラインサイトでは、購入者のレビュー(英語のみ)も書かれており参考にできるのが嬉しいですね。
まとめ
今回は、オーガニックコットンを選ぶ理由や、オーガニックコットンを使用したミツロウラップのブランドを紹介してきました。気になるブランドはあったでしょうか?ミツロウラップを使って日常のエコへの一歩を踏み出しましょう。
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