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歯磨き粉もプラスチックフリーにできる?【方法を紹介】

歯磨き用タブレットと歯ブラシ

毎日使う歯磨き粉。ふと考えてみると、ほぼすべての歯磨き粉がプラスチックのチューブ容器に入っていますよね。また、実は歯磨き粉自体にも微細なプラスチックが含まれているものも存在します。今回は、そんな歯磨き粉をプラスチックフリーにするための方法について紹介していきます。

歯磨き粉のプラスチック容器

プラスチック容器から歯磨き粉を出すところImage by wei zhu from Pixabay

店頭で見るほぼすべての歯磨き粉がプラスチック容器に入っています。世界中で見ると、毎年約9億本もの歯磨き用チューブが地球上に捨てられているそうです(Change Toothpaste )。それらは分解されるまでに500年の歳月がかかります。

自治体にもよりますが、歯磨き粉のチューブをプラスチック容器の資源として出す際は、中身を出し水で中身をすすいでから出すところが多いです。その手間を考えると、歯磨き粉のチューブは燃えるゴミとして出している人も多いのではないでしょうか?

燃やされて埋め立てられても、プラスチックは分解されず地中にとどまり続け、限りある埋め立て地を逼迫させます。また、回収される途中で取りこぼされたもの、途上国などでポイ捨てされたチューブは排水溝や河川を通り海へ行くことで海洋プラスチック問題に発展します。海洋プラスチックについては、下記の記事も参考にしてみてください。

【アートから知る】海洋・マイクロプラスチック問題「ペットボトルよりもマイボトルを持ち歩こう」「ビニール袋を断ってエコバッグを持っていこう」 プラスチックを削減する動きは少しずつ社...

歯磨き粉のマイクロプラスチック

マイクロビーズ入の歯磨き粉Photo by PhotoMIX Ltd. from Pexels

歯磨き粉のもう一つのプラスチック問題が、マイクロプラスチック問題です。あまり知られていないかもしれませんが、歯磨き粉や化粧品、洗顔料にはマイクロビーズと呼ばれる5mm以下の微細なプラスチックが含まれていることがあります。

主に使用されているプラスチックはポリエチレンで、成分表を見ればマイクロビーズが入っているかどうかを見分けることができます。『ポリエチレン・ポリエチレン末・高融点ポリエチレン末・ポリプロピレン』などと書いてあれば、マイクロビーズが入っていることがわかります。

マイクロビーズに使用されているプラスチックは、軽く微細なため排水処理施設を通り抜けて川や海へと流れていきます。今や世界中の海にマイクロプラスチックが広がっており微細なため回収はほぼ不可能と言われています。

歯磨き粉をプラスチックフリーにする方法

タブレットを並べているところPhoto by Anna Shvets from Pexels

歯磨き粉には、容器と中身の両方にプラスチックが使用されている可能性があり、その両方をプラスチックフリーにしていく必要があります。

マイクロビーズフリーの商品を選ぶ

歯磨き粉のプラスチックフリーを進める方法の1つ目は、マイクロビーズの入っていない商品を選ぶということです。実は、海外では韓国・イギリス・ニュージーランド・フランス・カナダなどでマイクロビーズを含む化粧品や歯磨き粉等の販売禁止が進んでいます。

日本では、2016年3月に日本化粧品工業連合会が会員企業に自主規制を要請しています。歯磨き粉では、花王が2016年までに脱マイクロビーズを完了したと発表しています。

花王グループの日本で販売している「ビオレ」「メンズビオレ」の洗顔料、全身洗浄料に使用しているスクラブ剤は、天然由来の成分(セルロース、コーンスターチ)を使用して花王が開発したものです。また、歯磨きの「クリアクリーン」の顆粒も、天然由来の成分で、いずれも、マイクロプラスチックビーズには該当しません。

引用:https://www.kao.com/jp/corporate/sustainability/topics-you-care-about/plastic-microbeads/

花王の出している歯磨き粉は少なくともマイクロビーズが使用されていないので、安心して買うことができます。その他の大手企業もその流れに乗っているところが多いと思われますので、購入の際は成分表を確認することをおすすめします。

タブレットやパウダーの商品を選ぶ

次に、タブレットの商品を選ぶ方法があります。「え?タブレットの歯磨き粉なんてあるの?」という方も多いのではないでしょうか。持ち運び時にコンパクトで漏れる心配がなく、また水分を含まないので合成保存料等を使用せずにすむ点も嬉しいポイントです。

LUSH(ラッシュ)

動物実験反対で有名なラッシュでも、歯磨き粉を販売しているのはご存知でしたか?ラッシュでは、マイクロプラスチックフリーのタブレットとパウダーの2種類を扱っています。

タブレットは、ライムオイル・パパイヤ果汁・炭・スペアミント・ローズオイル・グレープフルーツなど7種類。パウダーは、キシリトール&ストロベリー・コーヒー&カルダモンなど3種類を用意しています。

入っている容器はプラスチックなのですがリサイクル可能なもので、容器を5つ集めてラッシュの店舗に持っていくと回収してくれますし、フェイスマスクの特典もついてきます。

 

Change Toothpaste(チェンジ トゥースペースト)

change toothpasteのタブレットと歯ブラシ引用:https://changetoothpaste.com/product/3-month-spearmint-toothpaste-tablets/

Change Toothpaste(チェンジ トゥースペースト)のタブレットは、生分解可能なパウチに入っていて、見た目も可愛く環境にも優しい。こちらのブランドは、すべて天然由来成分でできており、グルテン・ナッツ・豆乳・乳製品を使用しておらず、ヴィーガンの方にもおすすめです。プラスチックは使用せずにゼロ・ウェイストを掲げています。

種類はスペアミントの1種類しかなく、オンラインサイトからの注文(英語)になりますが、日本への配送も行っているので、ぜひ試してみたいところ。

 

歯磨き粉を手作りする

タブレット状の歯磨き粉はまだまだ少ないのが現状です。また、タブレットもちょっと高い…そんな人におすすめなのが、歯磨き粉を自分で作ってしまう方法です。

調べてみると、重曹やハッカ油など簡単に手に入るもので作れてしまうそうです。色々な方が作り方を載せていますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?筆者も手作りに挑戦したら、また別の記事でまとめたいと思います。

まとめ

今回は、歯磨き粉のプラスチックフリーについてまとめてきました。マイクロビーズが含まれていないことを確認して購入する、タブレット状のものを購入しプラスチックゴミを出さないようにする、歯磨き粉を手作りするなどを紹介しました。まずは簡単にできることからはじめてみましょう。

 

歯ブラシのプラスチックフリーについては、下記の記事も参考にしてみてください。

竹製の歯ブラシ
歯ブラシもプラスチックフリーに。おすすめブランドも。バスルームでできるプラスチックフリー、今回は歯ブラシについてです。殆どの方が使っているのは、柄やブラシがプラスチックでできたものだと思い...

 

参考