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日常使いからアウトドアまで。土に還る食器ブランドをご紹介

今年は中々外に出かける機会がありませんが、アウトドアが最適な季節になってきました。アウトドアと言えば、火を囲んでのBBQが定番ですが、お皿や箸など多くのプラスチックゴミが出ますよね。今日はそんな時の代替にもなる、土に還る食器をご紹介します。

土に還る食器とは?

竹繊維でできた皿Photo by Foodie Factor from Pexels

土に還る食器とは、竹やトウモロコシなど植物を原料として作られた食器で、使用後は微生物などによって分解されるものです。このような食器が出てきたのにはどのような理由があるのでしょうか?いくつか考えられるものを挙げます。

1つ目は、脱プラスチックの流れによるものです。環境省の資料によると、世界で回収されたプラスチックの約79%が埋め立てもしくは海に投棄されており、リサイクル率はわずか9%だといいます。海に流れ出たプラスチックが海洋生物に悪影響を与えており、プラスチックの利用を極力抑えようと話題になっています。

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2つ目は、埋立処分場が逼迫しているという現状です。日常で使用するお皿は、ガラスや陶器、プラスチックなどでできています。燃えないゴミや燃えるゴミで出したそれらの物は、焼却処分や埋立処分をされます。しかし一説 によると、ガラスは埋め立てをして分解されるまでに100万年もの時間が必要だといいます。

私達がゴミを出した時に最終的に行き着く埋立処分場は、無限にあるものではありません。ゴミの増加に対して埋立処分場の新設は難しく、現在活用されている新海面処分場は東京23区で最後の埋立処分場と言われています。このような問題があり、近年3Rの中でもReduce(リデュース)に力を入れようと言われています。

3つ目は、赤ちゃん・子供が口にする物に対する安全性の観点からです。子供用の食器は、よく落とすこともありプラスチック製の物も多く存在します。しかし、これらは使用していくうちに熱や摩擦により劣化することで、表面に添加された有害物質が溶け出す恐れがあります。

以上のことから、近年、土に還る食器やお皿が少しずつ注目されてきています。

土に還る食器ブランド

それでは実際に、どんな物があるのかブランドごとに見ていきましょう。

Eco Sou Life(エコソウライフ)

EcoSouLifeの食器引用:http://ecosoulife.jp/index.html

まず1つ目は、オーストラリア発のブランドEco Sou Life(エコソウライフ) です。籾殻や竹の繊維、コーンスターチ等を原料とする天然素材のみを使用した製品を揃えています。

カラフルなものから天然素材ならではの優しい色合いまで様々な種類があります。コーンスターチの繊維や籾殻でできたお皿は廃棄時に出るCO2排出量も削減でき、竹は植物の中でも成長の早い特徴があり、資源を持続可能な形で活用しています。

日常で使えるものから、アウトドアに便利なものまであるので、一度覗いてみてください。購入は、楽天やAmazon、yahooショッピング等で可能です。

BIOBU by EKOBO(ビオブバイエコボ)

BIOBU by EKOBOの食器引用:https://www.livinghouse.co.jp/information/2016/63442/

続いてのブランドは、環境に優しくデザイン性に優れた商品を取り扱うフランス発のBIOBU by EKOBO(ビオブバイエクボ) です。こちらのブランド創設のきっかけは、創業者たちが子育てをする時に、プラスチックの添加剤などに使用されるBPAFREE(欧米では気にする人が多く、BPAFREEとパッケージに記載されている物も多い)のものを探した時に望むものが見つからなかったからだといいます。

農薬なしに自然に成長する素材である竹に着目し、竹繊維を原料として食器を作っています。写真のように落ち着いた色合いのものから、カラフルなものまで揃えています。全国のLIVING HOUSEの店舗 他、公式サイト や下記サイトでも購入可能です。

WASARA(ワサラ)

WASARAの紙のような食器引用:https://wasara.jp/

まるで紙のようなこちらの食器類は、日本で生まれた和皿が由来のWASARA(ワサラ)です。料理を美しく引き立たせるための食器として生まれたそうです。竹とさとうきびの繊維を原料とし、使用された後は二酸化炭素と水に90日以内に分解される生分解性のある食器となっています。

美しいフォルムは見た目だけではなく、人が皿を手に持った時にすっと馴染むようその曲線は計算されて作られています。一度きりしか使用できませんが、耐水・耐油性も備えていることから安心して使用できます。ちょっとしたおもてなしをする時に、話題作りとしても活躍しそうです。

購入は、公式のオンラインショップ 、下記各種サイトより可能です。

土に還る食器で食事をしてみよう

土に還る素材で作られた食器を扱っているブランドを紹介しました。日常使いができるものから、一度しか使えないものまでありましたが気になるものはありましたか?筆者は、いつかWASARAを使っておもてなしをしてみたいなと思っております。皆さんもぜひお試しください。

 

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