使っている人も多いボディタオルやスポンジ。100円均一や無印などでも安く手に入るボディ用のスポンジですが、その多くがプラスチックでできています。今回は、プラスチックフリーなボディタオルやスポンジについてまとめます。
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ボディタオルやスポンジのプラスチック問題
お風呂場に欠かせないアイテムとなったボディタオルやスポンジ。価格の面から、合成繊維でできたものを使用している方は多いと思います。例えば、大手の企業でいうと無印良品のボディスポンジ はポリエチレンで、ニトリのボディタオル はナイロンやポリエステルでできています。合成繊維の利点は安価で種類が豊富なところで、安くても泡立ちが素晴らしく文句なしな物が多いですよね。
そんな恩恵を受ける一方で、研究によるとナイロンやポリエステルといった合成繊維でできた洋服を洗濯する度に、繊維状の大量のマイクロプラスチックが排水溝から流れ出ていると言われています。排水されたマイクロプラスチックはその小ささと軽さから下水処理施設では処理されずに最終的には海に流れ出てしまいます。
プラスチックフリーなボディタオル・スポンジ
マイクロプラスチックの環境中への流出を防ぐためにも、私達は日常の中で合成繊維の使用を減らしていくべきなのではないでしょうか?ボディタオルやスポンジは、実は天然素材でできたものもたくさんあります。以下に合成繊維のスポンジの代替として、プラスチックフリーの物を紹介していきます。
海綿(うみわた)
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海綿(うみわた)をご存知でしょうか?海綿は、文字通り海の中で採れるもので、多細胞からなる無脊椎動物の一種です。変わった見た目をしているので見たことあるという方も多いのではないでしょうか?
海綿は、昔から浴用や化粧用のスポンジとして重宝されてきました。人間の肌と同じアミノ酸でできており、肌に負担をかけずに乾燥も防ぐことができます。
海綿屋 は、世界で最も上質な地中海の天然海綿を使用しており、海綿の最高級品と言われるハニコム種という種類も扱っています。その他、amazonや楽天でも色々なメーカーのものが出品されています。
オーガニックコットン
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続いては、オーガニックコットンを使用したタオルやスポンジです。オーガニックコットンは漂白や染色をしていないものが多く環境にも人の肌にも優しい素材と言われています。
吸水性に優れているので肌当たりが優しく、しかし乾きやすいのも嬉しいポイントです。天衣無縫 は、1993年よりオーガニックコットンの製造・販売を行っており、生産者との関係性や地球環境にも配慮したブランドです。公式サイトから購入できる他、amazonでも取り扱いがあります。
セルロース
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セルローススポンジは、植物から取り出されたパルプを加工してできたものであり100%天然由来の素材です。吸水性に優れ水に馴染みやすく、きめ細やかな泡立ちでしっとりと洗えます。乾燥が早いのも特徴で、衛生的に使い続けられます。使い終わった後は、土に還るため安心ですね。
こんにゃく
引用:https://www.value-press.com/pressrelease/238591
環境負荷を高めてしまうから石鹸やボディーソープもあまり使いたくない…そんな方におすすめなのが、弱アルカリ性のこんにゃくスポンジ。石鹸を使わずに、弱酸性の肌汚れを落としてくれます。
こんにゃく繊維そのものではなく、肌に触れるのはその表面の水の膜なので、心地よい肌触りで汚れをしっかり落としてくれます。
ヘチマ
引用:https://macrobiotic-daisuki.jp/hechima-183374.html
見た目は硬そうで、肌になんて使えるの…?と思うヘチマのボディスポンジ。お湯につけておくと柔らかくなり、程よい刺激が血行促進や角質除去をしてくれお肌がすべすべに。
ヘチマのそのままの形のスポンジもありますが、洗いやすいように指を入れるところや紐が通してあるもの、背中を洗える持ち手がついたものもあります。価格的にも良心的なので、まずはどんなものか試してみるのもいいですね。
まとめ
今回は、天然素材のボディスポンジ・タオルを紹介してきました。泡立ちや価格面では合成繊維のものに劣る場合もありますが、肌や環境への優しさでは負けません。天然素材のボディスポンジで、お気に入りを見つけてみましょう。